変わっていくもの。
変わらないもの。

忘れていくこと。
忘れられないこと。

変わりたいこと。
変われないこと。

忘れたいこと。
忘れたくないこと。





二日酔いのままタバコを買いに歩いていたらさ、懐かしい景色に気分が良くなってプラプラ散歩してたのさ。


そしたら昔のまんまの砂利道とか、公園のブランコとか、シーソーとか、畑とか幼稚園とかあってさ。

でも空き地とか、小川とか近道とか、公園のベンチとか、原っぱとかなくなってたりしてさ。




あたりまえなんだけど、妙に寂しくなってさ。


感傷に浸ってしまったわけだよ。

俺は変わりたくて成長したくてここまできたけど、自分以外のものは変わってほしくなかったんだな。
結局変われなかったのは自分かもしれないな。


時の流れととも変わっていくのは当たり前なのにな。

なんて夕暮れのアスファルトの上でタバコをふかしながらうるうるしてしまったわけだよ。






『お前何してんの？』
と車のウィンドウガラスを開けながら誰かが話しかけてきた。


ったく誰だよ！！
今いい具合に時の流れを嘆き悲しみにふける旅人の涙シーンを楽しんでたのに！！



『ん？』

振り返ると彼はつい５時間前まで全力で馬鹿騒ぎして飲んでた親友Ｋ君だ。




『あっ、いや・・散歩？』
とか良いながら急いで涙ふきながら答えた。




『・・・乗る・・？。』


『・・・うん。』



まぁ言ったら世界で家族の次に見られなくない人物に一人黄昏れ涙シーンを見られてしまったのだよ。




あぁなんたる失態。

でも落ち込んでたのは確かだからこのタイミングで現れる彼との絆に僕は変わらない友情の素晴らしさを感じたのさ。





進まなければ！変えて行かなければ！！立ちはだかるハードルを超えなければ！！！




盛岡、久慈、二戸、八戸、来てくれたみんな本当にありがとう！！

でかいバンドになっていつか皆に恩をかえせるよーに頑張るよ！！



今日は山形明日は仙台。

まだまだ旅は終わりません！！

まぁみてろよ。